じぶんろんり

オタク活動と日常と。

テニスで涙した話 〜第1幕〜

 

皆さまお久しぶりです。

2019年9月29日、大千秋楽お疲れ様でした。全62公演、あっという間だったと思います。(前記事で64公演としていたところを修正しました。お詫び申し上げます)

前回の記事の最後にサラ~ッと書いた、「あと2公演入ります~」の2公演、私の千秋楽も無事に終わりました。

私的千秋楽は9月23日だったのですが、23時にやっと遠征先からお家に帰ってきて、目が冴えてしまってこれを書き始めました。帰る途中はめちゃくちゃ眠かったです。台風の影響で飛行機が50分も遅れて死ぬかと思いました。キャリーケースが重すぎた……、おかげで身体もバキバキです。

 

でも、今、この感情を書き留めておかないと私は9月23日に取り残されてしまう。

運命の8月23日からちょうど1ヶ月後のその日に観劇した公演。私はこの日を忘れられないと思います。

 

 

 

 

全国立海前編、こんなにも興奮したっけ?と思いながら遠い日々を思い返していました。

やはり、今回は生で見たからだろうな〜と思います。今までは学生だったからとかお金がなかったからとかで現場に足を運んでいなかったし、円盤で彼らを見るだけの日々でしたが、自分で劇場に行って「一緒に舞台を作っている」、その事実も相まって今回の前編がすごく印象深いものになりました。

青学と立海の決勝を見守る、スタンドの一員。私にその権利が与えられている事、それ自体が誇らしいというか、嬉しいというか、見届けなければいけないという義務感を感じるというか。

びっくりするかもしれませんが、観劇するたびに私には青学が勝つか立海が勝つかが分からないんですよ。今日の公演は青学が勝つかもしれないし、次に入ったときは立海が3タテするかもしれないんですよ。これ、いつ見ても分からなくてドキドキします。

少なくとも、私はそういう気持ちで入っていましたし、これからの後編もきっとそういう気持ちで入るんだと思います。

 

あんまり深く掘りすぎると終わらないので簡潔に言いますが、私はどっちにも勝ってほしいです。どちらも全国1位になれるし、勝てる。それだけの血のにじむ努力をしてきたと思うし、挫折と苦難を乗り越えてきた2チームだと思うから。だから、決着がつくことが少し怖い。

でも、四天宝寺が言うように「トップは1チームでええ」。一番最初に釘を刺されるわけですね。辛い。

 

 

  • 気づきと考察と感想

私が入った時に感じた全体的な感想やら気づきやら考察やら……。29日に大楽もライビュでしたが見届けてきたのでそこで新たに気づいたことも踏まえて書きたいと思います。次から次に溢れてくるので全然終わりませんでした!!!!!!(クソデカボイス)

でも多少時間がかかってもこの際なのでまとめておこうと思います。演技についても歌についてもいろいろ書くよ!(語彙力はありません)

曲名とかあんまり自信がないのでもし間違っていたら教えてください。

先日J-WIDを見ました。分かる範囲で直しています。

推しくん定点タイプだったので、四天や青学方面の考察は不十分かもしれません。ご了承ください。

 

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1.天衣無縫の極みへ→ウィニング・ロード

・23日、リョーマくんが「駆け抜けろ~」と歌い出す前、小さな声で「そう!」と言ったのを聞いたとき鳥肌が立った。個人的にこの曲大好きなんですが過去の公演を踏襲しつつ、3rdらしさがあって良かった。

→大楽、「そ、し、て!」でしたね!違う次元までテニスに運ばれた先はウィニング・ロード!リョーマくんのソロ、なかなか憎い歌詞でした。

リョーマの手足、指の一本であっても力を抜いている場所がないのも注目してしまう。お顔と裏腹に手足がごつくてびっくりした。ふくらはぎの筋肉が好きです(なんの話?)。

・めちゃくちゃ個人的なツボの話をしてもいいですか?阿久津さんの母音oを伸ばす音が大好きすぎるので、そこばっかり聴いて満足してます。皆さんも機会があれば意識して聴いてみて。(思い出せ、越前!でも母音oあるのでそこも!)

・関東大会で一度負けた真田が「痛みを耐えたから 見えるぜウィニング・ロード」と歌うところでいつも泣いてしまう。「敗北の屈辱~」で立海は8人全員がテニスにおいて『勝つことが当然』『負けることなど一度も考えたことがない』人間であることが浮き彫りになる。テニスに対しての執念深さ。「今度はお前の番だ」、手塚をラケットで指すところがいいですよね。

→感情の込め方が絶妙的な田鶴さん。あまり込めすぎると歌いにくいのかな?と思いますが、感情が歌に乗る、という表現がしっくりくるような。回を重ねるごとに乗せる比率が多くなっていくのが好きでした。

・乾不二、柳赤也で歌う「駆け抜けろ 勝利への道~」パートのハモりがすごく好き。赤也のビブラートを聞いて感動する。上と下が分かれるパートが最後の最後に来て、その直後の幸村の入り……。「絶望の淵から 見上げたウィニング・ロード」、”二度とテニスができないかもしれない”絶望から這い上がってきた、勝利への道を一人だけ下から見上げていた幸村。「復活を果たして」やっと同じ土俵に立つ。「真正面から見据える」勝利に、手を伸ばす……。

→でもその後の『三連覇に死角なし』で「手の届く その場所に 勝利が見える」「見上げれば すぐそこに 優勝が見える」と歌うのでまだ絶望の淵から見上げたまま、なりふり構わず手元まで勝利を手繰り寄せた感じがある。例えるなら、立海はあの2勝のうちに海底まで沈んでしまったような。失った物は大きいけれど、それだけ重り(犠牲)をかけなければ引き寄せられなかった勝利。三連覇という呪いにも似た言葉にがんじがらめに縛られた立海

・最後の決めポーズ!!全員最高!!(突然の語彙力低下)

 

2.トップ オブ ザ トップ

・大変好き。オサムちゃんの「頂上対決や!」から始まる曲。先ほども話題に出したけど、「せやけどトップは1チームでええ」の言葉、本当に一生胸に刻んでおきたい。どちらかが勝てばどちらかが負けるのは当たり前のことなんだよな。

・この曲、小春ちゃんの仕草が本当~に小春ちゃんでかわいい!お手々がきゅるんとなるのが好き。あと真田の顔めっちゃ見たり腰に抱きついたり、ほっぺつんしたり……。私ならかわいすぎてすぐ吹く。真顔な真田が逆に面白いシーン。

・「神の領域に 足を踏み入れるのは」の時点でざわ……ざわ……ってなるけれど、中学生の中では全国1位の学校ってまさしく「神」なんでしょうね。確かに、中高生って部活が命というか、全てを賭けて部活ができるのは高校生では少し難しい気がします。進路とか将来とか、色々あるし……。中学生の彼らにしてみたら、全国1位なんて、それはもう大変なことなんですよね。

跡部のヘリシーンもこの辺り。私初見で笑いそうになったのですが(原作でも少し笑った)、あれ実は真面目なシーンですか!??!回を重ねるごとに真顔で見られるようにはなりましたが。あとスクリーンに映る跡部様と侑士の足踏み……。

→凱旋公演から侑士と南次郎のシーンに追加もありましたね。「軽井沢駅~!!!」の侑士のイントネーショは笑うしかなかった。

 

3.風林火陰山雷 4.勝機をまとうファントム 5.本来の姿 6.手塚ファントム 2014 7.油断せずに行こう 2009

(たぶん一曲ずつに分けたら終わらないのでまとめて書かせてください!)

・今回の試合の中で私が一番好きで毎回見たくなくて、毎回見たかったS3の試合。手塚と真田はずっと因縁がある相手だったけど、まさか第1試合で1番最初に対決することになろうとは。運命の歯車を感じます。

・言葉の一つ一つに「因縁」を込めながら話した真田。余裕綽々と手塚を迎え撃つ真田もいいけれど、この因縁や運命に必死な真田も一つの解釈としてありだな、と思いました。

・『風林火陰山雷』、あのイントロを聴いた瞬間にブワーッて涙が出ました。大げさではなく。しかも、凱旋公演で初めて真田がスゥーっと一息、長く吐きながら振りかぶり構えて足を踏み出し曲に入るところを気づいてしまい……。もう、田鶴さん最高でした。この曲を必死に歌ってくれて、ありがとうございました。

・勝機?瘴気?とずっと迷っていたけど勝機の方なんですね……!どなたかがおっしゃっていた「勝機を纏う~」を幸村くんにソロ割りで振ったの、本当に罪ですね。言葉の重みが違う。

・いつもこの歌の最初を歌う四天を見守ってしまう……なかなかに音程が意地悪な曲でしたね……。

・「テニスの怪人」とか「進撃のテニス」とか割と言いたい放題に言われる手塚。

大石だけがずっと「将来」とか「試合の先にあるもの」を歌っていたのは手塚がドイツに行くことを知っているから……。でも、手塚が今に執着するのは未来に進むためなんだよな。過去に囚われていたままの手塚を解き放った物……それは越前であり、テニスである。

・対照的に、真田は未来の「勝利」へ執着するんですよね。過去の「栄光」と言ってもいいかもしれない。

・結局、幸村は覚悟しきれない真田の本心に気付いてたかもしれない。静かに首を横に振るあのシーン、幸村より体の大きい真田が小さく見えて……。3連覇のため、勝利のためと足を犠牲にしても勝とうとした真田でも、仲間のため、自分のため、今勝つためにと腕と未来をも犠牲にしようとした手塚の覚悟には敵わないと、どこか思ったからあんな酷な指示をしたんだと解釈しました。

そして真田も、散々見てきたライバルとしての手塚の覚悟の強さを知っているからこそ、幸村の指示を飲んだ……。自分のプライドを捨ててまで。エンブレムを強く握るところに、いつも感情が溢れ出ていましたよね。

・最後のガッツポーズ。試合に勝って、勝負に負けた(私はそう思ってます)真田が拳を突き上げてコートに振り下ろす時……。なんともいえない彼の顔を見て、何故だか素直に勝ちを喜ぶことができなかった。利き腕を避けて手塚と握手を交わし、「もう二度と貴様とはやらんぞ」と呟く。あのシーンがあってこそ、このS3は完結するんだ……。改めて大楽でそう思いました。

 

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はぁ〜〜〜……。

 

長すぎじゃない!?

 

自分でも書いててびっくりしたよこれ!!長すぎじゃない!?書き終わらないし!?今12月だよ!?もう後編始まるよ!?!?!?

まだまだ色々残ってるんですけど……。すでに心が折れてるので、乾海堂VS柳赤也書いたらちょっと終わりにしようと思います……。

とりあえず、書きたいところは書けたし、備忘録的なアレなので、また追記するかもです!!

 

乞うご期待!!!!(別に)

 

 

 

 

2019/12/06